わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

楽屋のスナップ

某ロックミュージシャンのイベントに出演するモデルさんたちの衣装をスタイリングしました。衣装集めの時間が一日しかないという、超タイトなスケジュールだったけれど、なかなか素敵に仕上がりました。
三人三様のロックな雰囲気。

緊張しつつも、何をするでもなく、手持ちぶさたにリラックスして出番を待っているときの、楽屋内にいるモデルたちの、独特の雰囲気がとても好きです。
(同じく、緊張しつつも着せ終わってリラックスしている)私は「この一瞬を永遠に!」の気分で、ついついデジカメを手にしてしまいます。

美しい女性がコルセットを装着されている図もとても好き!
コルセットを着けるときにはいつでも「風とともに去りぬ」でヴィヴィアン・リーがウエストをぐいぐい締めているシーンをを思い出します。
これはアシスタントがコルセットをチェックしているところです。

美しい人に美しい衣装を着せることは、何十年にわたってこの仕事を続けてきていても、いつでも、やっぱり、快感です!

「ルーズで楽ちんな服」「便利な服」が幅をきかせている今だけれど
(自分の服選びも、その方向になってしまいがちですが)
その対極にある「着るのも大変」だし「緊張感が伴う服」もとても好き。
そんな服に触れるとき、ぐっとテンションが上がるのを感じます。