わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

大人の女子会

11月26日、あゆみさんの自宅マンションで、恒例のワインを囲む女子会を。
あゆみさんのお家に行くのは初めて。
時間通りに訪ね、ダイニングに入った途端、思わず、わー、レストランみたい!と声を上げてしまいました。
だって、だってだって、ほら〜!

カトラリーと燭台は、クリストフ製のシルバー。
「私、本当は料理することが好きなんじゃなくて、こういう食器を集めるのがきで、それを活かして使いたいから、コルドンブルーに習いに行ったんだと思う」と、あゆみさん。
なるほどね。お料理自体への興味より、器への愛から始まるお料理、っていうのも面白いね。
そういうのも、ありよね。


最初にでてきたお皿は、クスクス。
ミートボールは、中にフォアグラが入ってる贅沢さ。
トマトソースが美味しくて、おかわり!と言ったら、キッチンから器ごと持ってきてくれるところが、おうちご飯の嬉しさ!

ビーリーフのサラダは、くるみのオリーブオイルと塩で味付けしただけだって。このオリーブオイルに、みんな興味津々。

「これは簡単料理よ」と、あゆみさん。
茹でてつぶしたポテトにスモークサーモンを混ぜて、オリーブオイルとレモン汁を和えて、ディルを散らしただけだって。「ディルと、美味しい塩が決め手」だそう。
「マヨネーズは使わないんだー」「へええ、ディルねえ」
自分の作るポテトサラダとの違いに、どよめき。
ちょっとしたひと工夫で、家庭の味から、レストランの味に変わるのね。

そして、安納芋のポタージュ。こってりした食感とお味が最高だったけど、残念!味に夢中なあまり、写真撮るの忘れた(>_<)

なんと、なんと、4時間煮込んで、2時間アクとりしたというブッフ・ブルギニヨン


琥珀色のワインを注ぐ、スタイリスト浜中さんの手元の、爪の色と、ブレスレットと、キャンドルの色のマッチングが、シックな大人の世界!って感じに美しかったので、「そのままストップ!」と言って、パチリ!



メンバーが持参したお土産も、おしゃれなものばかりが集まった!


豊田さんが、パリで買ってきた海草入りバターと、人気のVIRONのバゲット
「海草入りのバターなんてあるのね!」
「日本では売ってないのよね。これで、牡蠣をボイルしたりすると、最高よ」とTさん。全員が「で、パリには次、いつ、行くの〜?このバター、買ってきて!」


そしてマスカット味のボジョレー・ヌーヴォーも。「へええ、本当にマスカットの味だわ!」「今は若い美味しさだけど、この味なら、ねかせても、いけるね」

写真は、酒井さんが持ってきた、マルケのワイン。
味も美味しかったけど、ラベルのデザインが、偶然、横に置かれたお皿ともピッタリだったので、思わずパチリ!


マリさんのお土産は、生チョコのマカロン


モンドール


私は、「神楽坂 茶寮」の和風ババロア、色々をデザートに。
安納芋味、白ごま味、抹茶味、栗の味、等々…
年下から順番に好きなのを、と言って、それぞれが「どれにしよう、どれにしよう」と迷うのも楽しい。



高級な食器と高級なお味を前に、「笑いすぎて、お腹が痛くて、死にそう〜〜〜」なんて言い合いながら、心ゆくまで大騒ぎできるのが、なんといっても、おうちご飯の楽しさ、うれしさ。


お掃除したり、食器を磨いたり、素人では手に入りにくい食材を、あちこちに買いに走ったり、時間をかけて作ったり、テーブルコーディネート考えたり、「食」への愛はもちろんのこと、「友人」への愛も、たっぷりないと、とてもできないことです。
ずーっと立ちっぱなしで、その上、片づけまで全部一人でして下さった、あゆみさんに、全員、心から感謝!

五感すべてが満足する、素敵な夜でした。