わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

2011  『INORIー祈り』で、迎えた新年

あけまして、おめでとうございます。


今年の年越しは、NHKホールで迎えました。
そう、なぜなら、昨年(といっても昨晩)の大晦日紅白歌合戦、クミコさんの衣装を担当したからです。
50代にして、クミコさんも初出場なら、長いキャリアのわりには、私も紅白の仕事は初めて。ドキドキの一ヶ月でした。


昼過ぎからのカメリハに入り、本番が終わって、自宅に帰り着いたのは、夜中の1時を回った時間でした。
長くて、緊張で、でも、華やかで、終わってみれば、あっという間の一日でした。
パソコン、携帯、ツイッターをチェックしたら、「INORIー祈り」の曲に合わせて、布で織った千羽鶴をあしらった衣装に関する、うれしいコメントが、たくさんと届いていて、その嬉しさと感動から始まる2011年になりました。

で、観てくださったり、応援して下さったり、絶賛して下さった皆さまへのお礼も込めて、昨晩の舞台裏の様子を伝えるホヤホヤの写真をアップ!


着るだけでも一苦労の衣装。
着付けが終わって、ヘアーをチェック。

ボディは、うまく収まってるかしら?

見た目に関しては、すべてOK!では、これから楽屋を出て、舞台に向かいまーす!

舞台袖に向かう廊下の入り口においてある神棚に、まずは手を合わせて、唄う前、緊張の面持ちのクミコさんとスタッフ

「うまく唄えたというよりも、何かが降りてきて、気持ちよく唄わせていただけた…って感じだった」と、『祈り』を唄い終わったあとの、クミコさんのコメント。
で、次の衣装に着替え終わって、ほっとした表情で、ドレスを持って、私と記念写真。舞台では、この衣装に、黒のオーストリッチのついたロングの手袋を着けました。


幾晩も徹夜して、素敵なドレスを作ってくださった、丸山敬太さんと、ケイタマルヤマのスタッフの方達にも心から感謝しています。
これはフィッティングのときの写真です。
本番では、これにさらに手が加えられ、さらに豪華になってゆきました。
皆さん、大変ながらも、真剣に、楽しんで、作って下さったことが嬉しい。

魂のこもった歌を唄うクミコさんのために、私は魂を込めて今回のドレス、ディレクションしました。そして、ケイタさんが魂を込めて、デザインし、作って下さいました。
一生懸命、お仕事して、愛をもって生きているみんなの「祈り」が、より広く、より深く届く2011年になりますように!


追って、このドレスが出来るまでのことをブログにアップする予定です。
お楽しみに!