わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

原宿ビームスに、クリエイターが集合!

2月4日、原宿のビームスの3階(TOKYO CULTuART byBEAMS)で行われた、エンライトメント、ヒロ杉山さん主催の「Here is ZINE tokyo」展part2のレセプションパーティに顔を出した。
http://www.beams.co.jp/news/event/here-is-zine-tokyo-2curated-by-enlightenment.html

昨年のタンバリンギャラリーで行われたpart1も楽しかったけど、今回は、さらに人数が増えて、40人のクリエーターたちの作品が集合。


私はパーティが始まってすぐの5時過ぎに会場に。入り口にレスリー・キーさんが。中に入ったら、ヒロ杉山さん、箭内道彦さん、桑原茂一さんの顔が。みんな、今回の出品者。
世界でたったひとつのオリジナルの本を、形体自由に、というのが、作品のテーマ。各分野の、才能豊かなクリエーターたちの、それぞれの作品は、4部ずつ作られていて、会場で買うことが可能。ただし、私が行った時点で、すでに、かなりの本がSOLD OUTになっていました。当然だよね。


ヒロ杉山さんの作品。タイトルは「エレファントマン」
デカダンスで、ファッショナブルで、私がとても好きな作風でした。でも、SOLD OUTで、残念!手に入れることはできないので、思う存分、眺めてきました。


こちらは、長年の友人、イラストレーター、薙野たかひろさんの作品。
お馴染みの、可愛いイラストのテイストとはひと味も、ふた味も違うスタイリッシュなコラージュ作品は、意外であり、新鮮でした。

スタイリスト渡邊由樹さん参加のKnochenの作品も、好みだったな。

普段は、クライアントの要望も踏まえた上で活動しているクリエーターたちが、自由にクリエイションした作品から、今までメディアでは露出してこなかった一面を見せられたような気持ちにもなり、また、やっぱり、みんな作ることが好きなんだなあ、と、彼らの、素朴な原点にも思いがいったり。

会場には、どんどん、人が入ってきて、かなり大勢の人がいたけれど、あれ?普段のレセプションパーティとは雰囲気が違うぞ、と思ったら、
そう、みんな、寡黙に、真剣に、ひとつひとつの作品を眺めているのでした。

ヒロさんと箭内さんは、会場の隅で、なにやら「作ること」について、熱く語り合っている様子でした。


電子書籍が話題になった昨年だったけど、作品ごとに違う紙の手触りや、紙にのった印刷のテイストも楽しみながら、ページを繰っている人達の姿を見ると、紙の本は、永遠になくならない!と、強く思いました。

私は、いろんな本を見ながらも、何度も、アートディレクター、石井原さんの作品のコーナーに、足を運んでしまいました。

裏の絵が透けて見えるハトロン紙の手触りも、ピンクをメインとした色使いも、「DANSER IN THE LIGHT」というタイトルも、ものすごく好み。踊っている女の子の写真は、瀧本幹也さん。
というわけで、購入しました!
世界に4部しかない本の中の一冊を、3000円でゲットできて、嬉しい!
しかも、この本のカバーは一冊、一冊違うので、私が買ったのは、世界に一冊、ともいえます。
うちに持ち帰って撮りました。見て!見て!
綴じてある糸も、七色に染めてある、手作りならではの、芸の細かさ。



会場で売られていたグッズも、さすがのデザインでした。


この展示は、2月24日まで。