わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

石巻→松濤へ サチさんからの報告

石巻から昨日帰ってきたサチさんから、報告のメールが届きました。
報告を読み、胸が塞がれる思いになり、サチさんに電話せずにはいられませんでした。
そして、今、自分にできること、まずは、報告をそのままブログにアップすることにしました。

そしてお願いです。
「今後、物資を持って通うのは、この地域に集中することに決めた!
みなさんの善意は、確実に渡します」とのことです。
気持ちが動いた方は、どうか、支援物資を下記宛てにお送りいただけますよう、お願いいたします。

電気もガスも水道も通ってない地域です。
水はもちろん、インスタント食品(カップ付きのほうが有り難いです。温めるだけで食べれる白米や、カップラーメン等)、衛生用品類、また、卓上コンロとガスボンベ等をお送りいただけましたら、有り難いです。

150−0047
東京都渋谷区神山町22−17−B
シャビージェンティール 石原左知子 宛てにお願いします。
電話 03-3469-1622


☆以下、サチさんからの報告です。



 本当に有り難うございました!
 たった1日しかなかったのに、たくさんの協力に感謝します!
 
 皆様の熱い思いを込めた物資と共に石巻に行って来ました。
 石巻河南のインターを出て、市内に入ると、私も皆様に
 どう伝えたら良いのか 伝える言葉が見つかりません。
 本当に言葉を失うという感じ!
 テレビで放映されていたと同じ光景が 目の前にありました。
 ですから、その写真は少ししか添付しません!


 町だった所が、瓦礫の砂漠。それをかき分けて道路になってる。
 多分、3週間前には、この道路も無かったのだと思われますが、、
 この目で見ると、本当にスゴイです!


 今回行ったのは、石巻市小渕浜という牡鹿半島にある集落。
 そこに行くには、山越えの様な道を通って行く感じです。


 2トン車、ハイエース2台、の物資ですが、トラックが入らないため、
 集落から少し離れた小さなスーパー(現在支援物資の集荷所)
 の駐車場(写真の中に「HELP」という文字が書かれている場所)
 に降ろし、村の人達の車のある方が来て運ぶという事に
 なりました。
 『こんなにたくさん!政府の物資より多いよ!』
 と取りに来た、村の人達の声。

 
 一人、一人に手渡す事はかなわなかったのですが、
 ハイエースに全員で乗り込み、村の方の様子を見に行きました。


 海に向かって祈る男の子、瓦礫に向かって冥福を祈る女性。
 そんな姿を見ると、とても人々の様子を写真に納める事は
 できませんでした。

 
 デジカメをポケットにしまい込み、村を歩いてると
 7家族が1軒のお宅で共同生活している人々がいました。
 皆が肩を寄せ合って助け合ってる様子。
 『頑張ろう!』というのはとても簡単ですが そんな問題
 じゃないよ!そんな一言ですまないよ!というのが私の心境でした。 
 
 帰り道、すごくきれいな夕日!
 いつか、落ち着いて被害地の人達も夕日を眺める時間が出来たらいいなあ〜
 と、祈る思いです。



 引き続き、続けたいと思っています!
  石原左知子