わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

家から徒歩3分以内の幸せ

私の自宅は都内ですが、まだまだ畑や緑が残ってる地域。
我が家の近所の農家のブルーベリー園は、週に2日、一般の人達も、収穫することができるのです。
近所にあるのに、行ったことがなく、先週の木曜、初めて行きました。8時オープンと聞いていたので、娘と一緒に9時にブラッと行ったら、なんと、8時前に200人が詰めかけて、今日はもうおしまい、と言われてしまいました。
まあ、徒歩3分のところだから、せっかく行ったのに、というほどのこともなく、ではありましたが、一応、気持ちは、ブルーベリー摘むんだ〜〜♪だったので、格好もそれなりに…
帰り道、近所の農家が新築した物置を見つけて、雪乃に、「ここに立ってみて!」と言って、記念写真を。(まあ、記念というほどのことじゃないけど。笑)
ブルーの服とブルーの壁がピッタリで、思わず、撮りたくなったのです。
そして、引きの絵は、ピンクのドアも入れて、ちょっと全体にガーリーな雰囲気を添えて…なんてことをやってるとき、自分は、やっぱり、どんなときにもスタイリストの目で、ものを見てるんだなーと、自覚します。
うちから1分のところで、思いつきで撮った写真だけど、ちょっとした、ファッションフォトになってるでしょ?と、自慢!笑

家に帰り着いたら、その名の如く、長らく咲いてくれてた百日紅さるすべり)も、もうすぐ終わりね、という感じだったので、ここでもパチリ!

そして、今日は、ブルーベリー刈り、リベンジの日!
今日こそ!の意気込みで、早起きして、7時半頃、行きました。
2種のブルーベリーがあること、ひとつは甘くて、ひとつは酸味が強い。食べ頃の実は、はちきれんばかりの大きさのもので、あとは欲張って捕っても酸っぱいだけですよ、等々レクチャーを受けて開始。



農家が養蜂して採れた蜂蜜も売ってました。

私が学生の頃には畑だった土地に、いつのまにか、マンションが建ち、同じような建て売り住宅が何軒も並び、そんな様相が、あちこちに見受けられる近所です。
時代の流れと共に、仕方のないことでしょう。

でも、まだまだ、こんな光景も当たり前にあるのです。
ここはうちから1分の農家です。


母が、農家のおばさんとお喋りがてら、毎朝、採れたてのキュウリとナスを買ってきます。

今朝、収穫してきたブルーベリーです。
ヨーグルトと一緒に、朝ご飯に食べました。

遠くに旅行に行かなくても、しゃれた場所に出かけて行かなくても、
家から3分のところに、こんなに豊かな気持ちになれる幸せが…
そのことを噛みしめる、震災から五ヶ月後の今日でした。