わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

灯ろう流し_家から自転車で15分の感動

8月20日多摩川で灯ろう流しが行われました。
19日を予定していた灯ろう流しは、大雨のため一日延期となったのですが、秋かと思うほどの涼しさの中、懸念していた雨も降らず、しっとりとした空気が心身に心地よく・・・

父とご先祖さまの分、東北の方々の分、今年は二基申し込みました。
自宅から自転車で15分、多摩川の河川敷では、お坊さんたちがお経を唱え、太鼓の音が鳴り響くおごそかな雰囲気の中、お焼香する人たちが列になっていました。


灯ろう流しに言葉はいらない。
ただ、手を合わせて祈るのみ。。。。

撮った写真をその場でデジカメでチェックしたら、たくさんのオーブが写っていました。
たくさんの人たちが、黄泉の国から、やっぱりいらしてたのね…
亡くなられた方たちを弔う気持ちが、「私たちをちゃんと見守ってくださってる…」という感謝の気持ちに変わりました。

あの世とこの世は繋がってて、
東北の水と東京の水も繋がってて、川と海は繋がってて、
だから本当は境目なんてものはなく…
地上と空の境目が見えない風景を眺めながら、そんなことを思っていました。


お経が終わって、灯ろうを流していた船の人たちが引き上げたとたん、雨がポツポツ降り始めました。