手編みのマフラーの優しさが届いた!
編み物が趣味の友人、西田なをさんから「残り毛糸が山ほどあるので、ヒマなときに、少しずつ作り貯めたの。被災地にお知り合いがいたら送って欲しい」と、手編みのマフラーが送られてきました。
宅急便の包みを開けたとたん、優しいオーラが広がって、自分がプレゼントされたわけでもないのに、幸せな気分に満たされました。
色も、さりげないデザインも、とても素敵!テキスタイルデザイナーのなをさんならではのセンスです。巻き方次第で、いろんな色が見えてきて楽しい!
昨年の暮れ、2012春夏の展示会を観に、あちこちのプレスルームを回りましたが、特徴的だったのは、各ブランドに、オーガニックの素材を使ったアイテムや、刺繍、手編み等、ハンドクラフトのディテールの物が多かったこと。
パリ、ロンドン、ニューヨークといった世界のコレクションの流れとは別に、明らかに、日本ならではのブームがあることを感じました。もちろん、震災後の気分が強く影響していることと思います。
使い捨てのファストファッションの対極に位置するファッションは、ラグジュアリーなファッションではなく、たとえ高級じゃなくても、時間と手間をかけた愛情のこもった一点物。そんな気がします。
私に託された、愛情のこもった一点物たち、年末に行った牡鹿半島の仮設住宅の方たちにお送りするつもりです。新年早々、うれしいお役目です。