わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

「デモに参加するタイプ」なんてものは、もやは存在しない

7月16日、代々木公園で行われた「さようなら原発10万人集会」は、将来、日本の歴史が語られる中でも重要な出来事になったことと思います。
毎週金曜に行われている首相官邸前のデモの常連となっている私たち、昨日の待ち合わせ場所に集まったメンバーは、今までの中でも一番多い、24人でした。

震災直後から、積極的にデモに参加してきた私ですが、そのことを人に話すと、
「意外ですね。デモに参加しそうなタイプに見えないのに」と、何度となく言われてきました。
人の中にはっきりと「デモに参加しそうなタイプ」というカテゴリーがあることを実感してきました。そして、かつて私の中にもそういう感じはあって、明らかに自分は「参加しそうなタイプ」に見えないことも自覚していました。
でも、そういうカテゴリーが通用しなくなっていることを、ひしひしと感じています。
昨日、一緒に参加した仲間たち。ちょっと前までは、デモの群衆の中にこういう姿は(ファッションの人は)まず見かけなかったと思う。


デモの歴史が塗り替えられてると同時に、デモに参加する人達のタイプも上書きされています。
福島をはじめとする全国各地から参加した人達や、学生、会社員、子供のいる人達、ミュージシャン、フリーター等々、ファッション哲学に差はあっても、平和や安全な未来を願う心は一緒です。同じ思いをもつ者たちが結集して、ここまでの大規模な集まりとなったことに心底、感動しています。(フォトガゼット編集部より転載)


昨日は、SNSyoutubeが拡散されまくって話題になってるフライングダッチマンの曲を生で聴けたことにも感動しました。魂のこもった唄いぶりでした。
最後は会場中の人々が、ステージの声と一緒に、「愛!」「ラブ!」と叫んでいました。

フライングダッチマン「ヒューマンエラー」はこちら↓
聴いたことのない方は、是非!
http://www.youtube.com/watch?v=Q5p283KZGa8

おとなしい、政治に無関心といわれている日本人たちも変わり始めています。この思いの流れは、もう誰にも止められません。

今朝の東京新聞

昨日、一緒にデモに参加した仲間のブログ、こちらも併せてお読みください。
http://blog.talk.vogue.co.jp/hayashi-sisters/archives/4245043.html