わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

世界中から集まってきた写真達「TOKYO PHOTO 2012」

今日(9月28日)から10月1日まで、東京ミッドタウンホールで開催される「TOKYO PHOTO 2012」の内覧会、レセプションに、昨夜行ってきました。
各国のギャラリー別に仕切られたブースは迷路のようで、迷路の中に各国の人!人!人! いろんな国の人が大勢集まってて、作品だけでなく、お客さんたちも国際色、豊でした。

集められた作品数は千点余り。昔の名作から、今が旬なものまで、様々な個性の作品に、迷路を抜けるたびに、目の前に広がる世界にテンション上がりまくりでした。

うちの双子が小さい頃には、双子が描かれた油絵なども、つい買ってしまっていた私でした。やっぱり双子がテーマな作品には惹かれます。

娘の名前に「雪」が付くので、「雪の結晶」は、親子共々ついつい目がいくモチーフなのです。

デビューした頃から大好きなケイト・モス!でっかいケイトに出会えて嬉しい。

ギイ・ブルダンの作品を見入ってた美しい人。

森山大道さんの作品と妙に似合ってた人。

ロスアンジェルスのブースの色とファッションがあまりにもピッタリだったので、昨夜一緒に行った花千代さんをパチリ!

私の大好きなロレッタ・ラックスは、やっぱり人気で、いろんな人たちが作品の値段をチェックしてました。60万円以上。うーむ、やっぱりね。。。。
でも、オリジナルプリントを拝めただけでも嬉しい。

そして、そして、そして、力のある作品ばかりが並んでる中でも、今回一番インパクトがあったのは、中国人の写真家、榮榮(ロンロン)さんの作品郡でした。広い会場の中で、彼のブースを過ぎては、また戻り、また行っては戻り、という感じに見入ってしまいました。特筆しておきたい作家です。
そうこうしているうちに、なんと!ロンロンさんと出会えました!
日本語のわかるロンロンさんのお知り合いに通訳していただきながら、図々しくも一番気になった作品について、色々質問させていただきました。
被写体の男性は、全身に蜂蜜を塗って、ハエをたからせるまま、公衆便所に一時間座っているというパフォーマンスで、今は、ニューヨークでも有名なパフォーマーなのだそう。撮ったこの時は、まだ無名で貧しかった頃だそうです。
質問したいことだらけだったけど、我慢して、でも、作品の前でロンロンさんを撮らせていただきました。作品イメージとギャップを感じる、柔らかい物腰の、たおやかと表現してもいいような柳のような雰囲気の素敵な方でした。
トップライトを気にしながら、もっと左に、あ、もうちょっと右にと、おこがましくも指示してしまった私の言葉にも、ニコニコしながら応じてくださいました。

ギャラリーの方が「彼はこんな作品も撮ってるんですよ」と別のギャラリーのブースに案内してくださいました。
(左側の写真)左はロンロンさん。右は奥様。二人の長い髪を編んだこの後ろ姿の写真から、ジョンとヨーコの写真に匹敵する、純粋な愛のメッセージを感じました。

榮榮さん、これからも注目し続けてゆきたい写真家です。

アジア最大の国際フォトフェア「TOKKYO PHOTO 2012」は、たった五日間だけの開催です。どうぞ、お見逃しなく!↓
http://ticket.pia.jp/pia/event.do?eventCd=1240603