わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

2012、最後のパーティ

今週のお題「2012年、どんな年だった?」

ブログを書こうとしたら、hatenaにこんなお題↑が表示されていました。
で、この質問にしたがってうーんと考えてしまいました。。。。
ひと言でいえば、紙吹雪のごとく一日一日が飛んでってしまったような、
あっという間の一年でした。
政治の動きはもとより、世の中を見渡すと、ネガティブな気持ちに陥ることの多い一年でもありました。
仕事では特筆すべきことはなかった感じですが、
人との関係においてはかつてなかったほど、濃い人間関係と、貴重な時間が詰まった一年だったといえます。
たくさんの人と出会い、たくさんの集まりに参加した2012年の〆は、
26日、水野誠一さん、木内みどりさんご夫妻のご自宅で開かれたパーティでした。

お料理はすべて、みどりさん、そして参加者たちが協力して作った心づくしの手料理でした。


初対面同士が多かったので、みどりさんの指示のもと(?笑)一人一人が壇上に上がるがごとく、椅子の上に立って自己紹介したのですが、
驚くことに、誰に促されたわけでもないのに、名前、職業のあとに、全員が「世の中に対するメッセージ」を語り出したのでした。
最初のほうで椅子に上がった私はみどりさんから、「のんちゃん、長すぎ(笑)」と途中でダメだしされましたが、でも結局、後に続いた人たちもみんな、すごーく長かった(笑)

ギターの調べをバックに、谷川俊太郎さんの詩を朗読したみどりさん。心に沁みるさすがの声でした。

参加人数、総勢38人。
年齢も様々なら、映画関係者、車関係者、食関係者、お医者様、外国人、フリーター等々、いろんなタイプの人がいて、できることなら一人一人全員とお話したかった。

リビングに移動して全員で記念写真。

この人数を軽く収容できる水野家の大きさもさることながら、
水野さん、みどりさんの器の大きさ、懐の深さに感謝感激のひとときでした。



2年前にうけた未来を読み取る、とあるスピリチュアルなセッションで
「若い頃からたくさんの人に出会ってきたあなたですが、これからは、もっともっと多くの人と出会ってゆくことになるでしょう。そして、これから出会う人たちこそが、あなたにとって本物の人たちです」
と言われたことがありました。
断っても断っても仕事がきて、あらゆるパーティに誘われ、
毎日名刺がたまってゆくようなような時代が、かつてあった私ですが、
そのメッセージをもらった2年前は、時代的にも、年齢的にも、気分的にも、そんな風ではなかったので、このメッセージを正直あまり信じていませんでした。
でも、2012年を振り返りながら、このときのメッセージが浮かんできます。

本当にたくさんの人たちと出会った今年。新しい人も、再会の人も。そして多くの集まりや時間を、たくさんの人たちと共有した今年でした。

これは水野家の門のところに立てられた目印。今年の脱原発デモで多くの人たちがプラカードとして掲げた奈良美智さんの絵です。今年の〆は、この絵に象徴される、同じ意識で未来を見つめている人たちとのパーティでした。

この日の水野家には本当に「いい気」が充満していました!

水野さん、みどりさん、そして、2012年を通して、共に過ごした人たちみんな、本当にありがとうございました!
今年語り合った思いを胸に、来年は少しでも良い年になるように、引き続き頑張りましょう!