東京おとな日和
hatenaDAIARYの今週のお題が、「2013年のゴールデンウィーク」と出たところで、
私のゴールデンウィークにタイトルを付ければ、
ズバリ!「東京おとな日和なゴールデンウィーク」!
GWに入ってすぐ、友人である人気イラストレーターの松尾たいこさんから、
彼女の初エッセイ集となる新刊、『東京おとな日和』が届きました!
- 作者: 松尾たいこ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: 単行本
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「エッセイようやく完成です!早く読んで欲しいので送ります。
これからもずっと友達でいてほしいし(略)……読んでね。 松尾たいこ」
という手書きの文字が嬉しくて、早く読みたくて、出来たてホヤホヤのこの本をカゴに入れて、5月3日、友人との待ち合わせに向かいました。
向かった先は芝浦。ここにある高層マンションに住む友人宅での食事会の前に、2人の友人と東京湾クルーズを楽しむことにしました。
気持ちいい日差しと、ほどほどの風を感じながら、キラキラする波しぶきを上げながら、お台場に向かう水上バスの中で、たいこさんの本を開きました。
「10代のころは20代になるのが怖くて20代になったら30代になるのが怖かった。
そしてそれ以降のことなんて、怖すぎて考えるのをやめていた。
若さがなくなった後には、何も残らないって思っていたから。」
冒頭に書かれたこの言葉を読んで、まさしく同じ同じ!と頷いた。
たいこさんは私より10歳近く年下だし、生い立ちも環境も性格も全然違うけど、
でも、会うといつも「私たちって似てるよね」と確認し合う関係。
アンテナの種類が同じだよね、って思える同士。
不思議な偶然の合致もいっぱいある。
そんなたいこさんの渾身の作の1ページめを、この景色の中で開けたことがとても嬉しかった!
クルージングを終えて、友人3人で、芝浦の高層マンションの32階に向かった。
エレベーターを降りた廊下からいい匂いがしてて、期待満々でチャイムを押したら、わお!なんとも素敵なご馳走が出迎えてくれて「キャー!」と声を上げる私たち。
いっただきまーす!伸びる伸びる、遠慮なくテーブルの上を交差するみんなの手。
ニューヨークに20年以上暮らしてたよしみさんならではの、ニューヨーク風のビュッフェスタイル。
これはクスクス。
食べた食べた、喋った喋った、笑った笑った、飲んだ飲んだ、
そして、約2名、撃沈(笑)
美しいもの、おしゃれなものは大好きだし、
やさしい心遣いも、知性も大事だけど、
人生、それだけじゃつまんない。
日々の中には、カッコ悪いことも、アホな部分もいっぱいあるさ。
「気取り」や「外面」を取り払って、ありのままのあなたでいいんだよ、
そういう風に受け入れ合える友達と過ごす時間は最高だ。
しかも、みんな、じゅうぶん大人になってから知り合った人たちなのだ(笑)
爆睡した2人のところに押しかけて、みんなで撮った写真。
こんな集合写真は高校の修学旅行以来だ(笑)
私はカンペキ、誰かさんに潰されてる(笑)
でもって、こんなことしながらも、
「このブランケット、可愛い!」「どこの?」
「IKEAよ」「あら、IKEAにこんなのあるの?」「私も買いに行こう」等々、
おしゃれなアイテムには目のない私たちでした。
たいこさんの『東京おとな日和』の「はじめに」の最後の行に書いてあった言葉。
「大人って楽しいよ。」
うん、大人って楽しい!