わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

アリスのティーパーティ from LONDON

青山の骨董通りに、Machiko Jinto londonのショップを持つファッションデザイナー、藭戸真知子さん主催の「アリスのティーパーティ」が、昨日、3月22日、銀座松屋で開催され、娘と行って来ました。

7階の特別室に入った途端、「わー!」と声を上げた娘。

ラグジュアリー、という形容よりも、まさに「ラブリー」という言葉がピッタリなガーリーなテーブルセッティングのあちこちに、真知子さんならではのセンスがちりばめられていました。

紅茶は、ロンドンの紅茶メーカーに特別に注文して作ってもらってる真知子ブレンド。他で味わえないくらいの深みとまろやかさのある美味しさ。

お客さんのほとんどが真知子さんデザインの色のキレイなお洋服を召されていて、パーティの中で、真知子さんと、私の師匠でもあるスタイリストの草分け、ヤッコさんこと高橋靖子さんのトークショーが行われました。

ヤッコさんが初めてロンドンに行ったのは昭和45年、1970年。真知子さんは英国人のご主人と結婚してからロンドンに住み、日本とロンドンを毎月のように行ったり来たり。
話題は、ロンドンの街や人の魅力について。真知子さんのデザインに欠かせない多彩な「色」の魅力について。「自分を発揮して生きる」ことについて等々、奥深く、時空を超えて広がるトークでした。

韓国工芸に深く興味を抱き、韓国刺繍を趣味とする娘は、とくに「色」の話に興味をそそられたようで、そして、若い人のご多分に漏れず、将来の進路に迷いももっているので、ひと言でも漏らすまい、みたいなオーラでものすごく熱心に聴き入っていました。

師匠ヤッコさん、ロンドンの真知子さん、そして娘と一緒の写真は、いつでも撮れるものじゃないので、貴重な記念として撮っておきました。
私は、「アリス」の物語をちょっぴり意識したコーディネート。(ウサギを意識してます。笑)

ティータイムが終わってから、4階の特設売り場に移動して、真知子さんの今シーズンのお洋服を見せていただきました。
ヤッコさんも接客を手伝っていました。

娘とヤッコさんの2ショットも撮りました。個人的に感激のショットです。

ちなみに、娘が着てるコートは、私のお腹に双子の息子達がいたときに買ったドロテビスの。8万5千円というお値段は、今の娘より若かった私にとって、清水の舞台から飛び降りる覚悟のお値段でしたが、こうして2代で着れてることを考えると、じゅうぶんすぎるほど元はとれたといえるお値段です。

アリス好きの私は、若い頃からたくさんのアリスグッズを集めてきています。
それを幼い頃からずっと見てきた娘と一緒に、大好きな真知子さんプロデュースのアリスのお茶会にお呼ばれし、そこでヤッコさんともお会いできたことは至福の出来事でした。

私の部屋のアリス。

イギリス製の木箱。

娘の部屋のアリスのコーナー。

金子國義さんの絵は、写真家の安珠がプレゼントしてくれたものです。

いくつになっても、やっぱりアリスの世界は永遠!
真知子さんと急激に親しくなったのは、昨年からだけど、アリス好き同士として、深い仲になるのは(笑)必然だったのだと感じています。