わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

これぞ、ホントにリッチな食事会!

2月27日の日曜日、小林あゆみさん宅のディナーにお呼ばれしました。
集まったメンバーは、スタイリストのアキコさん、浜仲さん、ファッションデザイナーのよしみさん、TV局勤務の豊田さん、レストランオーナーのひろみちゃん、料理研究家の夏梅さん、そして私。
職種も色々なら、既婚者、独身、離婚者、未婚の母、等々、人生も色々ありのメンバーです。
あゆみさんを加えて8人の食事会。

部屋に入ったとたん、さりげなく飾られた花の美しさが目に。シンプルな飾り方だけど、リッチな気持ちになります。

はっきり言って、あゆみさんの住んでるマンションは、けっして豪華マンションではない。
おしゃれなデザインマンションでもない。
広いね〜って言いたくなる部屋でもない。
でも、あゆみさんのセンスで、とてもリッチな雰囲気にしつらえられています。

さあて、今日のメニューは何かな?

新オリーブを、こだわりの塩とオリーブオイルとバジルで味付けしただけですって。
しょっぱなから、みんなで、おいしい!おいしい!と大騒ぎ。

ゆず風味のジュレを添えた、ホタルイカや白魚を載せた春野菜のプレート。

瞬間スモークした、しっそく鴨のロティ。

ゴボウのドラゴンスープ。

メイクーンと牛乳と生クリームで作ったドフィーヌ風グラタン。

と、ここまできたあたりで、このとこ徹夜に近い状態が続いてて、美味しいワインを調子にのって飲み過ぎた私は、突然睡魔が襲ってきてダウンしてしまいました。
「お願い。横にさせて」と甘えると、あゆみさんがベッドルームに案内してくれました。フカフカの羽布団はアロマのいい香りがして、気持ちよく眠りの世界に入ってしまった私。
なもんで、せっかくのデザートの写真を撮りませんでした。

一眠りしてテーブルに戻ると、コーヒータイムをしている友人たちが、議論してたり、自分のことを語りながら涙してたり。お互いを褒め合ったり、感謝し合ったり。うわべだけじゃない、熱いお喋りが繰り広げられていました。

メンバーの中には初対面同士もいたけれど、
「素のままで、本音で語り合える人達って最高ね!」と言う、人生のほとんどをパリとニューヨークで暮らしてきた、よしみさんの言葉に、みんな大きく頷き合ったのでした。

一流レストラン顔負けのお料理を味わいながら、気取ったレストランではできない会話。そして、私は途中退場して、仮眠まで。

ありのままでいることの楽しさと、美しくあることの素晴らしさ、
その両方を味わう機会を作ってくれたあゆみさんに心から感謝!
人生を楽しむために欠かせない、本当のリッチを思う存分味わった一夜でした。