わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

Char 還暦ライブ@武道館 感謝!感激!

今日はチャーのお誕生日。記念すべき還暦を迎えるわけです。

昨日、武道館で行われた、還暦前夜のライブの興奮がまだ冷めずにいる私です。

コンサートのタイトルは『The 六十th Anniv. ROCK十』
チケット代は69(ロック)00円
還暦記念アルバムに参加したミュージシャンは、十二支の生まれ年で決めたというチャー。
見かけによらず(笑)昔ながらの日本の慣習を大事にする、実にチャーらしいコンセプト。


昨日は大勢の友人と楽しみましたが、とくにご一緒できてうれしかったのは、70代の菊池武夫先生。
武道館の待ち合わせ場所に現われたタケ先生の、あまりのさわやかな素敵さに、思わずパチリ!こんなにシンプルでカジュアルなのに、超オシャレ!


アルバムに参加したミュージシャンのほとんどがゲストとして出演した昨夜のライブ。
筆頭はネズミ年生まれの泉谷しげるさん。
出演は干支順。

佐藤佳幸
布袋寅泰
ムッシュかまやつ
奥田民生
松任谷由美
佐藤タイジ
(息子の)JESSE
福山雅治
宮藤官九郎
山崎まさよし


本来ならムッシュさんの後に出演するべき石田長生さんは、現在闘病中につき、映像の中でだけの参加でした。
石田さんに向けたチャーのメッセージに、短いながらもぐっときました。

ひとことで言えば、これ以上ないほど贅沢な、
そして、日本人離れしたセンスの洒落たコンサートでした!

だって、だって、布袋さんやユーミン奥田民生福山雅治山崎まさよしといった大スターたちが、歌わずに1曲演奏しただけで(もちろん自分の作った曲)、トークするでもなく、そのままステージから消えるって、他では絶対にありえないこと。
宮藤官九郎さんが作ったギャグ仕立ての映像には阿部サダヲさんも贅沢な使い方をされていて、大笑い。
チャーとジェシー、ミュージシャン親子のハグ。
ムッシュをからかいながらもその底に愛と尊敬が詰まってる感じ。
佐藤タイジさんにツッコミいれながらも、後輩を可愛がってる感じ。

ミュージシャンたちが寄せたチャーへのお祝いのビデオレターは、どの人の言葉にも、社交辞令ではない、本物のリスペクトと愛が詰まっていました。

曲ごとに変わる照明も、リッチな雰囲気でとても素晴らしかったし、全員の衣装もバランスよく、ショー仕立てに考えられていて、とても楽しかった。

コンサートの最後(超背の高い)布袋さんと泉谷さんが一本のマイクを取り合って歌うシーンは、まるでドリフのコントみたいで、大笑いしながらも、やっぱ、こんなシーンだって、他では絶対観れない贅沢さを感じたのでした。

それぞれのミュージシャンからチャーに渡された楽曲は、どれもがその人ならではの曲であるがゆえにバラバラなジャンル。それを次々に演奏して歌うチャーのテクニックにあらためて感動し、ジャンルを問わない奥行の深さ、幅広さに感じ入りました。
今更だけど、チャーは、ロックに限らず、本当に音楽そのものを愛してるんだなー。
そして、誰もが認めるかっこよさの極みの存在でありながら、平気で三枚目にもなれる、バカなこともできる、冗談ばっかり言ってる、そんなチャーの茶目っ気とイタズラ心に、「天才でカッコイイから」だけじゃなく、誰もが魅了されちゃうんだろうなと、改めて。
愛!愛!愛!ともかく、ステージ中に、会場中にも、愛が充満しているコンサートでした。
こんな形の還暦が迎えられるなんて、チャーは幸せ者だー!そして、その現場に居て、一緒にお祝いできた私たちも幸せ!


終演後、一緒に行った友人たちと、ハッピーな気分で記念写真を撮りました。

バックステージに行くと、相当疲れているはずなのに、一人一人に笑顔で挨拶して回ってたチャー。
チャーの愛は、宇宙レベルのデカさだ!

昨日のステージで、亡くなられたお父様とお母様のお名前を言いながら「生んでくれてありがとう」という歌詞を歌っていたチャー。
私も言いたい。チャーを生んでくださってありがとうございます!と。

これからもずっと元気で、若くして逝ったお仲間たちの分も、うんとうんと、長生きして、素晴らしいステージを見せ続けて欲しいです!
こんな素敵な年の重ね方をしている男は滅多にいないぞ!

そして、さらにチャーより15歳以上年上の、日本一お洒落な年の重ね方をしてらっしゃるタケ先生が、最初から最後まで、手拍子をとったり、体を揺らしたり、大笑いしたり、立ち上がってブラボーされて、最高に楽しんでらっしゃる様子もとても素敵でした!

詳細がわかる良レポートです。セットリストもあり。↓

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150617-00000002-natalien-musi