2018 今年も時代と共に
一年間、ディレクターを務めさせていただいた東急プラザ表参道原宿の5周年記念イベント『OMOHARA写真展』は、昨年(といっても昨日)の12月31日、大晦日をもって、おかげさまで好評のうちに幕を閉じさせていただきました。
2017年は、一年間でありながら、思いがけず、70年代、80年代、90年代という時代を見つめ、この30年間と共に歩んだ、といえる一年となりました。
きっかけは、昨年2017年の1月に原宿京セラビルの喫茶店、シーモアグラスで開催された染吾郎さんが70年代に原宿レオンで撮影した写真を展示した写真展でした。
ここで(株)電通テックの野瀬怜奈さんと出会ったことがはじまりでした。
野瀬さんは、私が2015年原宿のバツアートギャラリーで行った『70's 原風景 原宿』にも来てくれていたそうで、そのときの感激を語ってくれました。
そして、「いつかこのような企画でのんさんとお仕事をしたい」と言ってくれました。
そこからとんとん拍子に事が運んだ東急プラザの企画への流れ。
●5月に開催した70年代原宿の写真展。
このときは、写真集『70’HARAJUKU』からの写真を展示しました。
メインビジュアルとなった横木安良夫さんの写真。
染吾郎さん撮影の2枚(右は舘ひろしさん)
●8月に開催した80年代原宿の写真展。
●そして12月に開催した90年代原宿の写真展。
この三つの時代を通して、時代を見つめることの楽しさ、写真の伝える力の大きさに日々感じいってた2017。
2014年に「自分が見たいから」というだけの理由で、70年代原宿の写真展を素人ながらも開催した私でしたが、いつのまにか、原宿のカルチャーを伝える伝道師的な役割になってしまった感もあり(笑)。
過去を探れば、「今」が見えてきて、「未来」のために「過去」を見つめる。
やればやるほど、このことが楽しくなっている今、今年2018年も引き続き、何等かの形でこの役割を継続してゆきたいと思っています。
そして、写真集『70'HARAJUKU』の帯に掲げたサブタイトル「出会うことが青春」の気持ちを携えて、共感してくれる新たな人たちとの出会いを楽しみにしています。
今年もよろしくお願いいたします!