わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

「中村のんプレゼンツ『70's 原風景 原宿vol.2 ファッション&ミュージック』報告

9月4日〜8日まで、原宿のバツアートギャラリーで開催した写真とトークのイベント
『中村のんプレゼンツ「70’s原風景原宿 ファッション&ミュージック』が終わって1カ月。
なんだか遠い昔のことのような不思議な気持ちでもありますが、やっとブログをまとめる余裕もでてきました。

ご協力くださったみなさんへの感謝の気持ちをこめ、この5日間を写真でまとめます。



★9月3日(木)作品搬入&設営の準備日
展示のレイアウトのディレクター、白谷敏夫さん、設営をしてくださったCM美術デザイナーの中原裕次さん、
ボランティアにも関わらず、この日までに重ねてきた数回の打ち合わせも含め、真剣に尽力してくださいました。

大判のプリントを含め、プリントにご協力くださったキヤノンマーケティングジャパンさんにも感謝の気持ちいっぱいです。


大御所カメラマンたちが作品を持って次々に会場にやってくる光景はとても華やかでした。
藤井英男さん

横木安良夫さんと野上眞宏さん

奥に坂野豊さん

ブルーのシャツは石川武志さん


オープニングパーティを盛り上げるためにミラーボールを付けるアイデアを出してくださったCMの照明デザイナー田中義弘さん、
そして無償で照明機材を提供してくださったアークシステムさんのお気持ちにも心から感謝します。


設営以外でも、たくさんの方が準備の手伝いにボランティアで来てくださいました。
みんなが和気あいあいと楽しく作業してくださってたことが本当にありがたく嬉しかったです。




★準備がすべて終わって、近所のペニーレインにビールを飲みに行ったら店の前を歩いていた写真家のレスリー・キイとバッタリ!

翌朝からタイに行って10日に帰ってくると言うので、「じゃあ、会期中見に来れないわね。そうだ!今見る?」ということで、
レスリーとライアンも一緒にギャラリーに戻りました。
会場に入ったとたん「ヤバイ、ヤバイ、この写真展、まじヤバイ」を連発しまくっていたレスリー
ときに、ユーミンのアルバム「コバルトアワー」のために故・ペーター佐藤さんの奥様が出展してくださった原画の前では
「のんさん、どうしてこれが!?」と感動ひとしおで、拝むような感じに眺めていました。
そう、レスリーユーミンに会いたいがためにシンガポールから日本にやってきたほどのユーミンファンとしても有名でなのです。

「『悲しいほどお天気』を撮った沢渡さん、そして、横木さん、ハービーさん等々、ユーミンのアルバムを撮ったカメラマンをこんなに集めたなんて、のんさんすごい!」と言われたけど、そこで集めてはいないんだけど(笑)。



レスリーとライアンが写真展の一番のお客さんになったことは予想外のことでした。まるで二人のためのレセプション。

「ここで今夜、のんさんと僕が出会ったことは運命だよ」とレスリー。「うん、そうだと思う!」と答えました。

ヤッコさん(高橋靖子さん)の70年代の写真を集めたコーナーで。ヤッコさんの近著「時をかけるヤッコさん」をもって。

友人たちに借りた70年代の雑誌のバックナンバーにも興奮しまくっていたレスリーでした。
彼の感動っぷり、興奮している様子を見ていると、これはたくさんの方に感動してもらえる写真展になるなと確信しました。開催前夜に確信をもらえた偶然の出会いは、まさに運命だと思えました。


★9月4日(金)19時〜 オープニングパーティ
ビブロスのDJ、小林勇さん、湯山洋子さん、元ツバキハウスのDJ、松田高志さんに70年代のディスコソングをかけまくってもらいました。

勇さんと洋子さん!懐かしのビブロスソングをありがとうございました!

まっちゃん(松田高志さん)とスタイリストの前田みのるさんは「キャー!!」と言い合いながら何十年ぶりの再会を大喜び。
こんなシーンが、あちこちで繰り広げられている様子も楽しかったです!

オシャレなお客さんたちがミラーボールの下で踊りまくって、盛り上がりました。

「こんな楽しい写真展のオープニングは初めて!」「夢のような楽しさ!」と
20代〜70代までが一緒になってワイワイ!
来場者数は500人以上でした!


バツアートギャラリーのオーナー、松本ルキさんも「最高のパーティですね!」と言って下さって、嬉しかった♪
ルキさんと繋げてくださったヤッコさんと3人で。

神戸真知子さんはロンドンから、妹の康子はシドニーから、この日にスケジュールを合わせて駆けつけてくれました!


鋤田正義さんが、何度も、「のんちゃん、これは素晴らしいよ」と言ってくださったのも、本当に嬉しかった!
鋤田さんが出展してくださった70年代の原宿にいるデヴィッド・ボウイの写真は、ここで初公開の作品です!


イラストレーターの山口はるみさんは、いつお会いしてもチャーミング!
坂本龍一さんと沢田研二さんのイラストを出展してくださいました。


私のスパンコールのサーキュラースカートは、10代の頃、ヤッコさんにプレゼントしていただいたベッツィ・ジョンソンの物。
イベントの準備に追われているうちに4キロも痩せちゃって、10代の頃のスカートがはけるようになったのはラッキーでした(笑)
参加カメラマンのZIGENと。


バーコーナーでは若い人たちがボランティアとして
でも、すっごく楽しそうに活躍してくれました。


ドレスコードはズバリ!70's!
オシャレなみなさんがたーくさん!






昨年、11月にやったイベントのあと、1月に倒れた参加カメラマンの染吾郎さんが、
半年にわたる入院とリハビリを終えて、息子さんと一緒に駆けつけてくださったことは、
元気なお顔を見れたことは、本当に嬉しいことでした。
MILKの安田あけみさんにもアーカイブを展示させていただいたり、とてもお世話になりました。


★5日(土)〜8日(火)までの写真展会場風景




70年代の雑誌のバックナンバーのコーナーは若い人たちにも大人気で、当時のファッションや雑誌が今の人たちにも新鮮であることを実感しました。

会場入り口に展示した、70年代の表参道レオン前の野上眞宏さんが撮られた風景写真の前で、記念写真を撮るアイデアは、白谷敏夫さんのアイデア
これも大人気でした!

おのぼりさん(私)と、地元のおじさん役の柳沢さん。



元アシスタントの広子ちゃんが、昨年の暮れに生まれた赤ちゃんも連れて、家族で来てくれたのも、すっごく嬉しかった。

ペンギンを連れてきて撮ってた方も。


会期中に原宿のお祭りもありました。
ギャラリーの前の通りでお神輿を担いでた地元商店会の方が何人もご来場くださっって
熱心に写真を眺めてくださっていた姿も本当に嬉しいことでした。


★久しく会わないでいたたくさんの友人知人に会えたこと、
思いがけない方が来場してくださったのも嬉しかった!

バスキアの大ファンで、バスキアの原画ももってるプロデューサーの斉藤洋久さんは、
坂野豊さんのバスキアの写真にに感激していました。

CMのキャスティングの茂木ちかさん

柳本浩市さん

原宿と縁の深いファッション関係の人たちは大勢いらっしゃいました。

ヒステリックグラマーのデザイナー、北村信彦さん

80年代、ミルク・ボーイにいた後藤君

エミリー・テンプルの水野さんと向井さん

坂井直樹さんは、達川清さんが撮られた
40年以上昔のご自分とのご対面に感激されていました。
「この頃はオシャレに命をかけてましたからね〜」


菊池武夫先生がひっそりと来てくださったのもとてもうれしかったです。
横木安良夫さんが撮られた45年前のタケ先生の写真も会場に展示していました。

70年代から大事にしているお宝をもって来場してくださった方々が何人もいました。
これはタケ先生デザインのキャロル、ジョニー大倉が着た衣装。
お宝〜〜!


★ネイバーフッドとコラボで作ったTシャツも好評で
在庫が余るのが心配だったけど、二日間でほぼ完売でした!

鋤田正義さんは、元お弟子さんだった野上眞宏さんの写真のシャツに
「いいね〜!」と。

MILKのあけみさんは70年代のMILKの写真が使われているTシャツをお買い上げ。

とても似合っていた乙川君と外国人の方。

メンズブランドのネイバーフッドですが、今回のイベントのために特別に
レディスも作ってくださいました。
ありものではなく、ボディから作ったデザインには
私のこだわりも反映していただきました。
なので、私にピッタリのサイズ感でもあり、すっごく気に入っています!


★9月5日(土)の「参加カメラマンによるギャラリートーク
ハービー・山口、野上眞宏、広川泰士さん、鋤田正義さんも飛び入り参加
してくださって最高に贅沢なカメラマンの顔合わせになりました。




ハービーさんの写真集「代官山17番地」にインスパイアされて
17年前に「代官山17番地」という曲を作ってシングル発売された持永知幸さんとの
一か月前の奇遇な出会いから、この日はサプライズでライブをやっていただきました!
憧れのハービーさんの前で歌うこともめっちゃ緊張されたそうですが、
写真と音楽がコラボの素敵な時間になりました!

会場に流す音楽のセレクトをはじめ、音響関係をやってくださった加藤道明さんと。


★9月6日(日)高橋靖子さん×箭内道彦さんのトーク

飛び入りでトークに参加してくださった渋谷区長の長谷部健さん
箭内さんの博報堂時代の元部下で、バツアートギャラリーのオーナー
松本ルキさんとは神宮前小学校、原宿中学の同級生で親友なのです。


たーっくさんのお客さまたちで冒頭から客席も熱気に包まれていました。

立ち見もいっぱい!

ヤッコさんと箭内さんのあたたかくハッピーなオーラが広がって、みんながニコニコ、とても素敵な時間となりました。

連日、記録映像撮影に入ってくださってた佐伯洋志さんにとっても、刺激的なトークだったようでした。

長谷部健さんと松本ルキさん、お二人が育った70年代の原宿にワープ!

トーク後、ヤッコさんと箭内さんのポートレートを撮ってくださったハービー・山口さんと
写真家の安珠のお茶目なひとコマ。


★9月7日(月)
藤原ヒロシさん×四方義朗さん

伊島薫さんが撮ってくだっさったポートレートのかっこよさ、絶品!



★三日間とも、トークショーのあとは食を交えてのパーティでした。
登壇者とお客さんと、初対面でも、世代の壁も取り払って交流する。
これこそが、トークイベントを企画した目的でありメインのシーンなのです!
連日、パーティ会場には素敵な一体感があふれていました。




昨年はトークの出演者だった丸山敬太さんも
ヒロシさん、四方さんの日にお客さんとしてご参加くださいました。



★6日、7日のパーティでは
森沢のり子さんをクッキングディレクターに、
料理研究家の夏梅美智子さんや
ミズキさん、ゆうさん、笹原みどりさん、チャコ(後藤尚子さん)手作りのお食事をお出ししました。
心のこもったヘルシーで美しいお料理を本当にありがとうございました!
みなさんから美味しかったと、大好評でした!





★ご協力くださったスタッフのみなさん、本当にありがとうございました!
キャリア豊富なプロでありながらも、ボランティアとして
手抜きしないどころか、「できる限りのことをやる!」という心意気で
盛り上げ、サポートしてくださったことに心から感謝いたします!

イベントディレクターの浦野たか子さん、
PRの加藤りかさん
物販を全面的に仕切ってくださった酒井由加さん
2か月前からの打ち合わせを含め、この三人にはもっとも多くの時間を割いていただきました。
それでも最後に「本当に楽しかった〜!」と言ってくださったことに涙。


50代、40代、30代、20代、
お手伝いに入ってくださった方たちが世代を超え、初対面同士でも
誰が上とか下とかもなく、協力し合って、最後は仲良しの友達になってた様子も
本当に嬉しかったです!
みなさん、本当にありがとうございました!
あまりにもたくさんの方が参加してくださったので、お名前を書ききれず
写真だけを並べて感謝!














写真はありませんが
WEBを制作してくださった京都の原田淳史さんにも
ありがとうございました!

そして最後に、前回に続いて今回も
フライヤー&ポスターをデザイン制作してくださった中山康正さん、
イベントをやるきっかけとなり、出展のみならず
写真展全体にご協力くださった横木安良夫さん、
そして写真展&写真集の両方を大きな器で支えてくださった白谷敏夫さんには
何度感謝しても足りないくらいの気持ちです!


終わってからどころか、開催中から、
「次回はいつやるの?」「次回も是非!」と言ってくださった方たち、
終わってから嬉しい感想のメール等をくださった方たちにも
本当に感謝いっぱいです!

楽しいながらも、準備にかかった数か月間はなかなかハードでしたが、
次回もまたできたらいいな。という気持ちは失ってはいません。