わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

感動の結婚式

感動の結婚式から一週間が過ぎました。

2016年5月21日、土曜日、場所は新宿パークハイアット

「来場してくださるみなさんに、できるたけ楽しんでいただきたい」
その思いがたっぷり込められた披露宴について、ここに残しておきたいと思います。

招待状から、テーブルに置かれたメニューまで、
印刷物はすべてグラフィックデザイナーである新郎新婦がデザインしたものでした。
参列者の各席には、新郎新婦からの手書きのメッセージカードが置かれていました。



特筆すべきはお料理。
ムサ美多摩美卒の二人がリスペクトするアーティストをピックアップして、
「世界の偉大なるアーティストたちの作品をインスピレーションに」というテーマで、
パークハイアットのシェフにオーダーしたお料理の数々。
「こんなオーダーは初めてです」と、シェフも張り切ってくださったそう。


最初のお皿はモンドリアンからのインスピレーションで作られた
「サーモンと白海老のタルタル ブラックオリーブクランブル ビーツとラディッシュ 蕪


二品目、クロード・モネから 空豆の冷製クリームスープ

我が家の近所の公園にある今まさに!の池の様子が目に浮かびました。


草間彌生からは金目鯛の松笠焼き コリアンダーの泡 マイクロトマトと水茄子
(これは単品で撮り忘れました)


アンディ・ウォーホルからは仔牛フィレ肉のロースト 
バルサミコとバジルのソース ゴールデンビーツと人参 胡瓜


カンディンスキーからは マスカルポーネムースとピスタチオアイスクリーム 
さくらんぼとグリオットチェリーコンポートとソース


ジャクソン・ポロックからは ベリーのショートケーキ


参列者には美大出身、クリエイターも多かったので、お料理がでてくるたびに、
「おー!」「なるほど」と感心した声が上がりました。


新郎新婦の雛壇はなく、料理が出てくるたびにお客様たちの各テーブルを新郎新婦が回って着席し、
そこで談笑するという趣向も、パークハイアットにとっては前代未聞のアイデアだったそうですが、
スタイリッシュなインテリアの部屋が和やかでカジュアルな雰囲気に満ちて、大成功でした。


一週間経った今も、参列した友人たちから
「今まで行った結婚式の中で、最高の、心に残る結婚式だった」
「あんな心あたたまる結婚式は初めて」
「今でもまだ興奮が冷めない」
等々、嬉しい言葉が届いています。


どんな挙式と披露宴になるのか、私もほとんど知らされていませんでしたが、
息子とお嫁さん、お祝いにいらしてくださったみなさん、
そして、このハレの日に関わってくださったスタッフのみなさんにも、
感謝感謝の最高の結婚式でした!



私もまだ幸せと興奮が冷めません(笑)