わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

モノトーンに囲まれた紅一点のパーティ

1月14日に誕生日を迎えた私。
「還暦」と言われてもなんだかピンとこないけど、
60年間生きてきたことは確かなわけで、
やっぱり間違いなく人生の節目と言われる「還暦」を迎えたわけです。

昨年の秋に、ドカンと大きなパーティを主催したので、自分のことなんかいいかとも思ったのですが、
若くして突然この世にいなくなる人や闘病生活を余儀なくされている人もいることを思うと、
この年まで「健康」でいられていること自体がとても貴重な、感謝すべきことに思え、
友人の村上さなえさん、笹原みどりさんが幹事となって、
1月16日にお祝いのパーティを開いていただきました。


集まってくださった友人たちへの感謝を込めて、ここにその様子をアップします。

「どんな赤を着るの?」と、みんなに期待されていましたが、
「私らしさ」にこだわった「赤」でいきたいと思いました。
所謂「赤いちゃんちゃんこ」は、冗談にしても着るわけもなく、
だからといってドレスアップするのも大げさだし、
というわけで、「有り物」でいくことにしました。

シルクのブラウスは、20年くらい前に買ったコムデギャルソン。
中国本土で、スワトー刺繍の優秀な技術者が絶滅寸前ということで、川久保玲さんがその作品を残しておくために、コムデギャルソンで各色販売され、そのなかの数色を大人買いしたのですが、この「赤」のは一番気に入っているものです。

赤は、朱色がかった色味が好きで、カーディガンもトゥモローランドの店頭で見た途端、30秒後には購入してしまったものです。

イラストレーターの薙野たかひろさんのイラストのバッジを参加者全員分、薙野さんの奥さんのさなえさんが作ってきてくれました。
さなえさんからのプレゼントの「oui」のバッジと合わせて着けました。

参加者全員の胸元にもこのバッジが。



パーティが始まる前に甥の聖也に記念写真を撮ってもらいました。
お酒が入り始めると危険なことになるメンバーなことはわかっていたので(笑)
そんなわけで、あとからきた人がはいってないのは残念ですが。

「ゲストのドレスコードはモノクロ」は幹事のみどりちゃんのアイデアでしたが、写真を見ると、大正解でした!さすが、元スタイリスト!

お祝いのスピーチをヤッコさん(高橋靖子さん)がやってくださいました。
「アシスタントのとき、あんなに可愛かったのんちゃんが、こんな年になって、
最近では政治的な発言もするようになってビックリしています。
私はカワイイままだけど(笑)」に一同大笑い。

乾杯の音頭はサチさん(石原左知子さん)にとっていただきました。
「この山超えたら、転げ落ちるの早いよ〜」に一同大笑い。



場所は、友達、佐藤ひろみさんのお店、中目黒の「ことこと」でした。

集まってくださったみなさんの中にも常連さんが多くいたし、友達の家にいるようなアットホームな雰囲気で、お料理も気取ってなくて、あたたかい愛のこもったお料理ばかりだったのが嬉しかった!





ひろみさんは、元パティシエ。ケーキも手作りしてくださいました!
ショートケーキならぬ、60本のロウソクが並んだロングケーキ!
一気に吹き消すのは、さすがに無理でした(笑)



デヴィッド・ボウイファンの友人たちと哀悼を込めてボウイメドレーを歌いました。
参加者全員分の歌詞カードを用意してきてくださった那須慶子さんに感謝!



初対面同士もすぐに打ち解けて、仲良く語り合ってたり
次の約束をしていたり、
30年ぶりにここで会う同士がいたり、
全員が、「楽しいパーティ!」と言ってくれて、本当に嬉しかった。











音楽プロデューサーの加藤道明さんと
料理研究家の夏梅美智子さんは
中学高校が一緒だった12歳からの友達なので、
48年前からのお付き合いということになります。わお!



素敵なノートに、素敵な寄せ書きのプレゼントも!
子供心を失わない大人たちからのメッセージが楽しい♪






愛とのこもった、たくさんのプレゼントを家に持ち帰りました。
親しい人たちからのプレゼントは、
どれをとっても、さすが私の好みをよくわかってくれてるなーというセンス。


お花は長生きしてもらいたいので
北側の玄関に飾りました。















やっぱりやってよかった!還暦パーティ。
集まってくださったみなさん、本当にありがとうございました!

この日会った全員が、末永く、健康で、笑顔でいられますように!