わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

かけた器から広がる、金継ぎの世界

この一年、金継ぎに夢中になってお教室に通っているスタイリストの笹原みどりさんから、伊藤和江さん主催の「金継ぎ展」の案内が送られてきました。
あら、なんと!DMの絵を描いたのは、私も知り合いだった、故 鈴木汀さんのご子息、鈴木光くん(12歳)なのね!

センスのいいDMから、期待が膨らむ!

で、行ってきました。レセプションパーティ。会場に足を踏み入れた途端、今まで私の中にあった「金継ぎ」へのイメージが、いきなり上書きされました!
まずは作品たちを見てください。

金継ぎが施されたことによって、元の姿より、おしゃれになった器たち。

割れたときの様子の写真が添えられた作品。

こんなやり方もあるのね。金継ぎというよりお化粧。
紅をさすだけで、ほら、顔色が変わるでしょ、そんな感じ。

器も素晴らしいけど、それぞれの出品者の個性を生かした器の飾り方のセンスにも感動しました。



これは我が友、みどりちゃんのコーナー↓

以前、私がみどりちゃんに修復をお願いしたジタンの灰皿は、無惨な姿と出来上がりが写真で展示されてました。こんな雑貨にも一生懸命取り組んでくれたみどりちゃんに、あらためて感謝!

出品者の方達とお話したら、骨董市に行くと、みなさん、わざわざかけた器を探して買ってしまうそう。金継ぎは、まさしく、リサイクルと「より美しく」のスピリットの賜なんですね。

ギャラリーの外のテラスに並んでいたお料理。
ヘルシーで美味しいお味をご馳走さま!


Kuh金継ぎ教室から「あ・そ・び」展

12月17日(土)〜21日(水)まで。18日(日)休み 12時〜6時
@ギャラリー5610
港区南青山5−6−10 5610番館
電話 03ー3407ー5610