「美しいひと」 雅子ちゃん、ありがとう、さようなら。
少しずつ気持ちが落ち着いてきたので、雅子ちゃんのことを残しておきたくて書くことにしました。
1月29日、数時間前に雅子ちゃんが天に召されたことを、雅子ちゃんととても親しくしてきた人が知らせてくれました。
ウソでしょ!それが最初に起こった気持ちでした。でもウソじゃなかった。。。
悲しい気持ちと信じられない気持ちをいったりきたりする数日間でした。
「透明感」という言葉が、これほど似合う人はいませんでした。
美しいのは、外見だけでなく、心も、でした。
人の悪口も愚痴も言わない。いつも周りを優しいオーラで包み込む人でした。
柔らかな笑顔。
もっとも雅子ちゃんらしい表情です。
フェイスブックの雅子ちゃんの投稿から頂戴した写真です。
「レトロ」「どこか懐かしい」そんな雰囲気も纏っていた雅子ちゃんにピッタリなシチュエーション。
映画とお相撲をこよなく愛し、フェイスブックにもこの二つの話題の投稿が多かった雅子ちゃんだったけど、私がとても印象に残っているのは、自宅の庭にたわわに実るオリーブを、毎年漬けていた雅子ちゃんです。
これからオリーブの樹や実を目にするたびに、雅子ちゃんのことを、思い出すことになるでしょう。
雅子ちゃんが投稿した写真です。
最後に会ったのは昨年の夏。もう退院して病気は大丈夫と言っていたのに…。
最後に会話したのは、昨年の暮れ、フェイスブックででした。
「のんちゃんのイベントに行けなかったことが、今でもとても残念です」という、イベントが終わってから一か月近く経ってから書き込まれたコメントに、何かシリアスな雰囲気を感じ取って、頭の中で一瞬、言葉につまり「そう思ってくれてるだけで嬉しいです」と返事をした私でした。
今、思うと、私のイベントに来たかったというよりも、来れば、一緒に仕事をしたり、遊んできた仲間たちに会えるから、みんなにとても会いたかったんだな、と思います。私も会いたかった。。。
2011年4月。3月に行われるはずだったけど震災のせいで延期になった、青山円形劇場で行われたクミコさんのコンサートに一緒に行ったメンバーで、雅子ちゃんが仲良しのレストランで食事をしたときの記念写真。
松本隆さん、丸山敬太さん、田村哲也さん、昨年亡くなられた平田暁夫先生のお姿も。
美しいけど、気取ってない。おどけるのも好きなチャーミングな雅子ちゃんでした。
青山円形劇場も、こどもの城がなくなるのに伴って数日前になくなりました。
今頃、天国で平田先生と再会して「あの日は楽しかったですね〜」と言い合ってるかな。
雅子ちゃんが昨年の夏にだした本です。
何度でも言いたい。本当に、本当に、美しいひとでした。
- 作者: 雅子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/07/11
- メディア: 単行本
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雅子ちゃんの、美しさ、やさしさ、ずっと忘れない。
でも、やっぱり、また会いたかった、また笑い合いたかった雅子ちゃん。
どうか天国で安らかに。