原宿レオンの写真展 by染吾郎 を終えて
1月6日〜25日まで原宿の喫茶店「シーモアグラス」で開催していた染吾郎さんの写真展『FRIENDS 70S AT CAFE LEON 』が終わりました。
会期中、何度も足を運びましたが、展示スペースが喫茶店ということもあって、いつ行っても、まるで70年代のレオンが蘇ったかのような、懐かしく、あたたかい「気」が店内に充満していました。
来場してくださったみなさんへの感謝を込めて、素敵な思い出をブログに残します。
【昔の私、今の私シリーズ】
写真集「70’HARAJUKU」に収めた写真の中でも、もっともインパクトのあった女の子、当時、16歳のモデルだった鹿間ケイさんは、二度も来場してくださいました。
レオン店内でも特別なオーラを放っていたケイちゃんと会うのは約40年ぶりだったけど、今も変わらずスレンダーでチャーミングでした。
来場された方の中には、写真集に写っている人、会場に展示された写真の人も少なくありませんでした。
みなさん、昔の自分を眺めながら「楽しかった青春」「原宿」の尽きない思い出をいっぱい語ってくれて、初対面の人とも、昔から友達だったような気持ちになりました。
染さんと並んでいるこの方は、下のベンチの写真でバッグを下げてるカメラマンの三浦順光さん。
黒い皮の上下に身を包み、バイクでやってくる舘ひろしさん、岩城滉一さん率いるリーゼントのクールスは、当時、レオンの華でした。
隣の席に座ることがあっても、かっこよすぎて、近くて遠い存在だったクールスのメンバーとも、大人になった今は、同級生気分で話すことができて嬉しかった。
左は、表参道で、鹿間ケイちゃんとじゃれつく村山一海さん。
私が写真集のキャプションに「レオンの周辺にはいつも映画のようなシーンが」と書きました。
やはりクールスのメンバーだったオオクボ・キイチさん。
当時の不良ライフ(笑)について綴られたエッセイ集が、もうすぐ復刻されて発売だそうです。すごく読んでみたい。
村山さんもオオクボさんも、もう60代ですが、相変わらずクールでかっこよかったです!
そして、レオンのマネージャーだった堀内さんの奥様とお嬢さんも来てくださいました。奥様の記憶の良さは圧巻で、レオンに出入りしていた人たちのこと、周辺のお店のこと、知らなかった貴重なエピソードを次から次へとお聞きして、とーっても楽しかった!
幼馴染(?)も初対面も入り乱れての、和気藹々のみんなの笑顔と、染さんの作品をランダムに並べます。
「70’HARAJUKU」のアートディレクターの白谷敏夫さんと染さん。
2014年11月に私が主催したイベント「70s原風景 原宿」に参加してくださった2か月後の1月、ご自身の写真展の開催途中で倒れた染吾郎さん。
あれからちょうど2年。
努力のリハビリと、ご家族、ご友人の愛と、写真への情熱に支えられてお元気になり、素敵な写真展を開催してくださったことに、心から感謝しています。
そして、素敵な企画を染さんに提案してくださったシーモアグラスの坂本織衣さんにも、本当にありがとうございました!
写真集のサブタイトルにした言葉「出会うことが、青春。」
いくつになっても。。。どんなときでも。。。。
その思いを強くさせてくれた染さんの写真展でした。
2017年、いいスタートを切れました!