わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

ヤッコさんのお誕生日会

7月5日は、わが師匠であり、日本のスタイリスト第一号のヤッコさんこと、高橋靖子さんのお誕生日でした。http://blog.madamefigaro.jp/yasuko_takahashi/
高校生の頃、私が一番好きだったファッション誌にヤッコさんがエッセイを連載していて、そのヤッコさんにファンレターを送ったことから始まったヤッコさんとのご縁。
そこから、年の離れた同士の文通が始まって、桑沢在学中からバイトでアシスタントをやるようになり、卒業後、正式なアシスタントに。
そんなわけで、ヤッコさんとのお付き合いは、かれこれ40年近く。。。。
「今の私がこうしていられるのは、この人のおかげ!」と、言うべき人の筆頭です。
知り合いの数がハンパじゃなく、人気者のヤッコさん、しかも、今年は古希のお祝いなので、前々から準備して、発起人として盛大にやりたい私でしたが、「なるべく少人数で」「派手にしないで」「地味に、さらっとね」というご本人の要望により、ごく内輪で集まって、ランチ、ということになりました。
場所は、ヤッコさんのリクエストで、ヤッコさんちの近所のジャスミン食堂。http://www.dining-grip.com/syokudo/info/
元化粧品会社の社員食堂だったというレストランは、まさに社員食堂の形式で、でも、お料理は、素朴にオシャレで、ヘルシーで、美味しくて、その上、リーズナブル。今のヤッコさんの気分は、こういう感じなんだなーと、再確認。
各テーブルに置かれた、アルミのやかんには、冷たいジャスミン茶が入っていて、これだけで、お店のコンセプトが伝わってきます。

さなえちゃんからのプレゼントは、PCに繋げてスカイプなどで便利なイヤホーン。レトロなデザインがオシャレで可愛くて、「これ、いいね、いいね」と、みんな欲しがっていました。コンランショップで売ってるんだって。私も欲しい。

私の後輩アシスタントだった浜中さんが贈ったお花。

「物は持ちすぎてるくらいだし、プレゼントはいらないから」と、何度も言われたけど、やっぱり、祝う側としては、気持ちを物でも表したいところ。
「いらない、いらない」と言ってたけど、やっぱり、贈られたからには、心底うれしがってたヤッコさんの笑顔。

那須さんからプレゼントされたスカーフを巻いて。
私は、人一倍食いしん坊な上に、南国の果物に目がないヤッコさんだから、と思って、いつもは「物」だけど、今年は「食べ物」に。

集まったプレゼントに囲まれたヤッコさんの画像をチェックしながらみんなで
「やっぱり、みんな、派手な色の物を選んだね」と。
「そうね、私に、シックなものや、モノトーンは、ありえないものね」と、ヤッコさん。
みんなが捉えてるヤッコさん、が、贈った物に現れていました。

最後に、ジャスミン食堂のスタッフから、サプライズのプレゼントが。

ファッション業界、広告業界の時代の先頭を走り続けてきた、人一倍「新し物好き」な、ヤッコさん。バブルの時代も、その中心で活躍してきた人。
で、今のヤッコさんのアンテナに、「これ!」ってピッときてるもの、こと、やり方。うん、よくわかった。
10代と30代のカンケイでもそうだったように、これから先もずっと、お互いのアンテナに引っかかったものを、シェアしながら、共有しながら、このカンケイを続けてゆきたいなと、あらためて思った、私にとっても、素敵な誕生日会でした。