わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

ずばり!幸せな誕生日

1月13日は娘の誕生日。翌日の14日は私の誕生日。毎年、二人分まとめて家族で祝っている我が家でした。(当然ながら、どうしたって娘の誕生日がメインになってた。笑)
今年は連休ということもあり、娘から「二人で旅行に行こうよ」と提案されました。ライトアップされた白川郷へ、なんて案もでたけど、結局、12日と13日にかけての、横浜へのプチ旅行と相成りました。
横浜といえば、大好きなホテルニューグランド。ここのインテリアは娘にも見せておきたかった。
宿泊は、双子の息子たちから、そして、中華街・聘珍樓でのディナーは、母がプレゼントしてくれることになりました。


ホテルに足を踏み入れるやいなや、立ちのぼってくる「異国への憧憬」、
自分は産まれていなかった時代なのに「古き良き時代への郷愁のようなもの」、
その思いは、世代を超えて普遍的に共有できるものなのだと、娘の感激ぶりから実感しました。



ニューグランド→山下公園→横浜港クルーズ→みなとみらい観覧車→赤レンガ倉庫→中華街→マリンタワー
あまりにも近場の、あまりにもティピカルなコースだったけど、だからこそといえる楽しさ!
思う存分「私の趣味」な場所に、娘を連れ回しました。十代の私のドキドキにタイムスリップしたような気分でもあり。

お天気もサイコーでした!



若い頃から数え切れないくらい遊びでも仕事でも来てる横浜だけど、実はマリンタワーに昇るのは今回初めて。旅の〆はマリンタワーに。
誕生日前後一日の人はタダ、という予期しなかったオマケつき。横浜よ、ありがとう!

パノラマの夜景を眺めながら、今年の誕生日は「一緒に旅行に行こうよ」と提案してくれた娘に、そしてこの旅をプレゼントしてくれた家族に、感謝いっぱいな気持ちになりました。



帰宅した翌日14日は私の誕生日。朝起きて外を見たら、前日のお天気から別世界の雪景色が広がっていました。
娘を産んだその朝、分娩室からベッドに移され窓外を見ると、一面真っ白な雪景色で、そのとき思いついた名前、それが「雪乃」でした。

寒い中、公園で雪だるまを作っている親子を見て、そう、雪乃がこのくらいの頃は、一緒に雪うさぎを作ったりもしたね…なんて、思い出したりしていました。

この子ができたと知った頃は、夫婦的にも経済的にも、本当に大変な時期だったけど、本当にこの子を産んでよかった…育ててきた年月に思いを馳せながら、しみじみ思った幸せな幸せな誕生日でした。