わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

2014年最後のご挨拶


11月に、生まれて初めて自分主催の11日間のイベント『70's 原風景 原宿』を行ったことが、まさに今年の私のメインイベントだった。

夏に突然、何かが降りてきたように思いつき、8月の終わりに、人に向かって言葉にしてみたことから動き出した企画は、最終的には当初の予想をはるかに上回る反響となり、たくさんの人たちから「これはひとつのムーブメントだ」と言われるところにまで膨らんだ。
今年の前半では、イメージすることすらなかったことだ。

思いを言葉にしてみることの重要性、思いついたら行動すること、人と力を合わせることの素晴らしさを、これほど深く感じた年はない。
折しも昨日は、NHKプレミアルでやった番組『超常現象』を観た。ユング好きとしては昔から興味が深かった「共時性」、科学者たちの研究によっても「テレパシー」の存在は立証されているという内容に心が躍った。

政治的にみれば、世界はいい方向に進んでいるとは思えない。宇宙的観点から見ても、私たちが時代の局面に立たされていることを感じている人は多い。昨年参加した「ジョン・レノンメモリアル」のイベントで、オノ・ヨーコさんが「これからは自分一人の力じゃ無理ね。みんなで力を合わせていかなくちゃね」と、さらっと言っていた言葉が心に焼き付いている。

自分が思えば、そして、その思いを言葉にすれば、いや、言葉にしなくても、強く思えば、同じ思いの人が集まってくることを、イベントを通して実感した。そして「ポジティブな波動」が集まれば、物事が「よりポジティブな方向」に自然と運ばれることも。
テレパシーが通じる相手がいることを私は信じる。共時性が起こることを信じる。そして「集合意識」が世界を変えることを信じたい。

今年、私の「思い」に共鳴してくださった方たちに心から感謝いたします。そして来年も、ここで繋がった「ご縁」と、貴重な学びを大事にして、焦らず、素直に、進んでゆきたいと思っています。
いい意味に「何が起こるかわからない」新年に期待しつつ、引き続き、よろしくお願いいたします!