わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

「食」と明日の大事なカンケイ

食欲の秋にふさわしいイベントに、二日連チャンで参加しました。

11月3日(土)は、虎ノ門ニッショーホールで行われた
「生命の輝き発見セミナー いま、『食べる』ということについて」に、
ひろみちゃん、雅美さんと三人で参加しました。
https://www.sunmark.co.jp/seminar_event/details.php?seminar_cd=2012110300
一日に青汁一杯だけの食事を13年間続けている方や、古代食や長寿食の研究をなさっている方をはじめ、それぞれに個性的な、こだわりの食生活を送ってる四人が登場するドキュメンタリー映像『「食べること」で見えてくるもの』上映のあと、一日一食を提唱されてる南雲吉則さんの講演。
「食」についてじっくり考える充実の四時間でした。

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二日目の4日(日)は放射能専門の先生による「放射線について正しく知ろう」をテーマとしたレクチャーと、料理家による「放射線の人体影響を軽減に効果のある食事」をコラボレーションしたイベントに、前日も一緒だったひろみちゃんと雅美さん、そして料理研究家の夏梅さんと四人で参加しました。

「みなさん、放射能は怖い怖いと言いますが、それでは、放射能っていったい何なんだか知ってますか?」から始まる先生のお話はとてもわかりやすくて、その上、話しぶりがチャーミングで(笑)なるほどー!と、膝を打ちながらグイグイ引き込まれてしまいました。いっぱいメモしてきたけど、ここでは割愛。

でもって、超美味しかった「放射線の人体影響軽減に効果のある食事」の説明だけ書いておきます。


左に見えるお茶は、チベットの「蔵茶(ゾウチャ)」(とっても高価なお茶なのだそうです)
お皿に並んでるお料理は、
● 鶏の手羽元のカレー風味焼き(カレー粉は体を整える漢方薬的効果があるそうです)
● なすの薬膳味噌(味噌は、チェルノブイリ原発事故のあと、ソビエト政府が日本に大量注文したくらい、医学的にもその効果が認められてるのだそうです。ここで使われてるお味噌は、玄米と黒千石大豆、黄大豆、沖縄の海塩、ハト麦、黒コショウ、麹菌をミックスした、とくに体にいいお味噌なのだそう)
● 繊維質のレンコンと、眼に効く菊の花を、白ゴマ入りの甘酢に着けたもの。
● 塩麹着けしたカブにゆずシロップをかけたもの。
● 渋柿で漬けた沢庵と、キュウリのぬか漬け(発酵食品のぬか漬けはとっても効果があるそうです)
● あごとかつおでだしをとったあおさとネギのみそ汁。
● 20年ものの梅干し&梅ジュースのあとの梅を、醤油と塩で煮たもの。
● ご飯は、白米に、もちきびと、もちあわと、たかきびと、ひえをブレンドしたもの。
● ここには写ってないけど、デザートは、メイプルシロップ煮の皮つきのままのリンゴをヨーグルト(発酵食品)に乗せたものでした。

集まった十数人の人たちは皆、放射能問題への関心が高く、初対面の人たちとも濃くて深い会話の食卓になりました。

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「いや〜、しかし濃い二日間だったね〜」「勉強になったね〜」と言い合いながら、打ち上げ(?)と称して、ひろみちゃんのお店、ことことへ移動。
ワインを開けよう、ということになったら、休業のお店の厨房で、いつものことながら、ひろみちゃんがいつのまにか、ささっとお料理を作ってくれました。

ブロッコリーの上に乗ってるのは何?」「手作りの塩麹」なーんて会話をしながら、ひろみちゃんお得意の、ちょっとしたひと手間でグンと美味しくなる料理法を聞いてる雅美さん。

「私スタイルの食」としては、体にいい、も大事だけど、
やっぱり、見た目も美味しそうで、もちろん、食べても美味しくて、
でもって「みんなで一緒に食べる」を大事にしたいよね等々、二日間を振り返って、「食」について三人で語り合いました。


単に空腹を満たすためではなく、単に美味しく味わうだけでもなく、体のことを考えながら、「明日の自分」のためにも「世界の未来」のためにも「ちゃんと食べる」生活を目指したい。
そんなことを、あらためて強く感じた二日間でした。
一緒に楽しみながら、真剣に、こういう時間を共有できる友達がいることも、ホントに幸せなことです!
お疲れ様でした〜!