わたしと明日のおしゃれなカンケイ

スタイリスト&エッセイストの中村のんの日々、印象に残った出来事。

おしゃれな女は味噌を仕込む

おしゃれな女性が習う料理といえば、フレンチ、イタリアン、そしてケーキといったイメージがありますが、このとこ、にわかにブームになっているのが、塩麹を使ったお料理や、酵素ジュース、そして味噌等々。つまり発酵食品たち。
私のまわりからも「習ってきた」「今、仕込んでる」といった声が、続々聞こえてくる昨今です。そんな中、私も誘われました。「手前味噌の会」。
教えてくれるのは中目黒「ことこと」の佐藤ひろみさん。

ひろみちゃんの著書。

会場は高砂邸。参加者13名。
10㎏の豆を煮るために、ひろみちゃんをはじめ、ご近所に住む雅美さんの友人たちが、卓上コンロ、鍋等々、協力して持ち込みました。個人宅のダイニングでのこの光景、なかなか圧巻です。

「手作り味噌の作り方」備忘録を兼ねて書いておきます。

今回用意したもの:無農薬の大豆10㎏、白米麹10㎏、塩6㎏
(自分ちで作る場合は、大豆1㎏、麹1㎏、塩600㌘くらいの分量がちょうどいい)
大豆は、洗ってから、一晩、水に漬けておきます。

今回、ひろみちゃんが取り寄せといてくれた麹はこれ。

アクを取りながら、そして差し水をしながら大豆を煮ます。指でつまんで簡単につぶれる柔らかさになったらOK。今回は3時間くらい煮たそう。

茹で上がった豆をつぶします。すりこぎやガラス瓶も動員。なかなか大変な作業。

秘密兵器登場!お肉をミンチする機械です。これを使えばラークラク

バーミックスや、ミキサーでもできるんじゃない?なんて話をしながら。

ミンチする機械からでてきた大豆をイタリア人のエドさんが持つと、パスタに見えました(笑)

事前に合わせておいた塩と麹を、つぶした大豆に入れてよーく練ります。
私も真剣に頑張ってる図(笑)

耳たぶくらいの柔らかさになったら手で丸めて味噌玉を作ります。ハンバーグを作るときみたいに、空気を抜きながら丸めるのがコツ。

参加者たちのお持ち帰り用に、ジプロックに詰めました。ジャガイモにしか見えない(笑)

容器に移すときは、空気を抜くようにギューギュー詰めます。

上にラップをかけ、その上に塩をのせておきます。その上に、漬け物のように重しを置いてもいいそう。

冷暗所に保存します。6月くらいになったら蓋を開け、一度天地をひっくり返したほうがいいそう。でもって、食べられるのは10月。好みによって、2年もの、3年ものにしてもOK。


この日集まったのは、フランス人、イギリス人、イタリア人、アメリカ人、ミャンマー人と、国際色豊か。味噌が世界を繋ぐ!節分にふさわしく、豆にまみれた(笑)和やかな一日でした。

ひろみちゃん、ありがとうございました!
そして、ご自宅を提供してくださっただけでなく、美味しい手巻き寿司等々、お料理やワインまで用意してくださった雅美さんにも心からの感謝を!

みんなでワイワイ言い合いながら作るって楽しい!
この日のみんなのハッピーな気も注入されたお味噌、出来上がりがとっても楽しみ!

おまけ。
ひろみちゃんが作ってくれたつまみ。干し柿に、クリームチーズのKiriを挟んだだけ。ワインにも日本酒にも合うお味で「わー!これ、美味しい〜!」と、大好評でした!これならすぐ真似できる。見た目も可愛い。